戦いすんで

小口です。今月末に決済予定のお家があります。

昨日現地片付けを業者さんにお願いしてあり、本日はその確認に行ってきました。

建物内部はすっかり片付いていたので、次に外部を見回ります。

外部の片付き具合を「うん、うん」と頷きながら建物の裏に回った時です。

浄化槽のブロアーがひっくり返りそうになっていました。

浄化槽をご存知でない方もいらっしゃると思いますが、伊豆高原には公営の本下水が道路に埋設されていないので各戸に浄化槽が設置してあり、その内部へ空気を送るためにブロアーというポンプをパイプで繋いであります。(中には集中浄化槽という私営の下水道が引かれている別荘地もありますが）

「かわいそうに……、今直してあげるよ」と声を掛けた私でしたが、どうも様子がおかしいです。

先ほど書いたようにブロアーはパイプで繋がっているのですが、直そうにもブロアーの口の高さがパイプと合いません。パイプが短くなった？

「浄化槽が沈んだのかな？　まさかねぇ….   さては地底人がパイプを引っ張って….」

近づいてよく見ると、下のブロックが少し浮いています。覗いてみると

タケノコが出ていました。なるほど、パイプが短くなったのではなくブロックが上がっちゃったのね。そういえば隣は

竹林でした。

もちろんこのまま引き渡しという訳にはいかないので、撤去作業開始です。

ちょこっとだけしか出ていなかったのに、掘ってみればなかなか終わりが見えません。

また出てこられても困るので、目についた地下茎を切断しつつ掘り進みます。

最後は力尽くで折ってしまいましたが、結構な大物でした。

こうしてブロアーも普通に設置できる状態となり、取引の平和は守られたのでした。

危機は去った。しかし油断してはならない。いつの日か第２．第３の脅威が襲い掛かるかもしれない。

戦えオグチ！　負けるなオグチ！！　いつか来る引き渡しのその日まで！！！（嘘です。引き渡し後も何かあればご連絡ください。末永くよろしくお願い致します）