村の駅、ふたたび

前回、共に戦ってくれる勇者を大募集したのですが、誰も立候補してくれませんでした。

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店の看板を賭けた2.5kgの海鮮丼を撃破しに、ひとり「村の駅」へと赴く孤独な戦士、小口です。

1合の米を炊くと約350gのご飯ですから、5合で1.75kg。 海鮮部分が750gとして合計2.5kgです(私の勝手な見積もりですが)。

二人で挑めば楽勝な量でしたが、若い頃は昼食に一升の飯を食っていた私ですから一人でも出来ない戦いではありません。

戦略は、ズバリ満腹中枢が刺激される前に喰う!です。つまり60分も掛けて食べようとするから駄目なので、目標は20分完食です。右足が降りきる前に左足を踏み出し、さらに左足が降りきる前に右足を踏み出せば空中でも水の上でも歩く事が出来るという理論を応用すれば、海鮮丼など飲み物です。

こうして理論武装も終わり、いざ勝負へと一歩踏み出した私の視界の端に「数量限定 平日10食」の文字が!

数量限定という言葉に弱い私は足を止めました。見ればたまご専門店らしいです。

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限定の対象物はパンケーキでした。まだ有りますかとお店の人に聞けば、有りますよとの返事。海鮮丼を飲む前の肩慣らしです。ペロッと行っちゃいましょう。

店内は子供連れにも配慮した作りです。

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そしてこれが数量限定のパンケーキです。

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その名も「メダマヤーキ」。スープ・サラダ・飲み物も付いています。サラダにはソーセージも付いているのですが(私の個人的な理由で)今回は無しにしてもらいました。

目玉焼きの白身部分はパンケーキにミルクソースを塗ったもので、その上に卵黄ソースが乗っかっています。どう見ても本物の黄身にしか見えません。

 

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ちょっと突くとソースが流れ出てミルク味と混ざり、何とも言えないタマゴの味わいを感じる事が出来ます。パンケーキもふわふわです。

カフェコーナーの他にスウィーツコーナーと売店コーナーもあり、売店には色々なタマゴも置いてありました。

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殻が水色のタマゴなんて有るんですね。お土産に買おうかと思いましたが、これから5千円弱の海鮮丼を退治しなければいけないので次回に回す事にしました。

いよいよ決戦の時です。店のドアを開けて「たのもー」と大きく叫ぶと、奥から「どーれ」と応えながら勢いよく数人が飛び出して来ました!

ってなると面白いなと思ったのですが、ドアの三歩手前で私の体に異変が……

パンケーキを味わって食べたうえにタマゴを見て回っていた為、食べ始めから20分が経過し、満腹フラグが一つ立ってしまったのです。

まあ、このままでも99%負けることは無い勝負ですが、完璧主義の私はその1%が許せないので「今日は貸しにしておいてやる」と呟いて(そそくさと)村の駅を後にしたのでした。

追記:帰る途中でお腹が空いたのでドライブインで「いちご大福」と「とまと大福」を買って食べました。

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苺とトマトの回りに白あんが入っていて、酸味と甘みのハーモニーが美味しかったです。