最近右肩が痛い小口です(五十肩かな?)。
胆石や肝機能の低下でも右肩が凝るそうなのでドキドキです。
伊豆高原は海も山もある立地なので高低差も結構あります。その時に標高何メートルとか海抜何メートルなどと言いますが、標高と海抜ってどこが違うのかなと思い、文字を打ち込むと答えが表示される魔法の道具を使って調べてみました。(スマホって便利~)
標高:東京湾平均海面(日本水準原点)を基準とした土地の高さ
海抜:近隣港湾の平均海面を基準にした土地の高さ
とありました。海抜の方は海の近くで津波や高潮の災害対策で用いられる場合が多いようです。
でも海って波で海面が上下しているけど平均海面という意味では東京だろうが伊東だろうが同じじゃあないの? 場所によって標高と海抜って違ったりするの?って疑問を感じました。(繋がっている訳ですし…..)
そこでさらに調べていくと衝撃の事実が!!何と地球は丸くないって言うんです。もちろん陸には山や谷がありますから多少デコボコしている事は判るのですが、丸くないなんて言われるなんて…..
地球は自転しているので南北と東西の半径を比べると遠心力がかかる東西方向に少し膨らんだ回転楕円体に近い形をしています。楕円体なら、やっぱり丸いんじゃないかと思ったのですが、さらに先がありました。
地球の表面の7割は海洋に覆われていますが、水は重力が釣り合う場所に落ち着くので、その釣り合って落ち着いた面は「水準面」と呼ばれています。世界の海面の平均位置に最も近い面を「ジオイド」と呼び、それを表現すると以下の図になります。
ささ Milan Bursa-Karel Pec(1998). Gravity Field and Dynamics of the Earth, Academia, P87
これは地球を縦に割った南北断面図ですが、破線の回転楕円体ラインに対して実線のジオイドは、かなりデコボコしていますね。ジャガイモみたいです。ニューギニア付近では海面が80m位ふくらんでいて、一方インド洋では100m位へこんでいるのだそうです。海は多少荒れても、どこまでも平らと思っていた私はビックリです。重力って均等じゃあないんですね。
標高とは、つまりこのジオイドからの高さなので日本では東京湾で統一しましたが、もしこれが伊東の海面を基準にしていたら富士山の高さも変わってしまうのかもしれません。
ところで先ほどの図ですが、かなり大げさに書かれています。地球の半径6400kmに対して100mふくらんだり、へこんだりしたところでどうって事ないですよね。やっぱり地球は丸かった。