バナナ

少し前に「新パナマ病」によってバナナが食べられなくなるのではないかとのニュースを見ました。1960年代にバナナの一品種に大打撃を与えて表舞台から消し去った病気が再流行したというのです。

私の親からは「普段食べられなかったけど、病気をしたときに買ってもらったバナナがおいしかった。そんなバナナをおやつに食べられるなんてこの幸せ者!」と言われて育ちましたが、親の世代が食べていたバナナは今とは違う種類のものだったようです。(グロスミシェルという品種で濃厚でクリーミーな味わい。完全に無くなった訳ではなく細々と生産はされているようです)

その後調べて見たところ、このバナナの病気(カビの一種)は世界的に流行という訳ではない様子で、バナナが食べられなくなるような事態にはならないだろうとの予想でした。(但し大流行している地域もあるので、そこからの安いバナナが輸入されなくなって、流通に時間がかかるようになるかもしれないとの事です)

ところでバナナの皮には様々な効用があるそうです。先日見た記事によると効用は①虫刺されに効く②お通じが良くなる③歯のホワイトニング④シワの予防⑤よく眠れる⑥白内障のリスクを低減⑦コレステロール値の低下⑧イボの治療⑨気分を改善等です。

本当かいな!と思ってしまうのですが、ここはいくつか検証してみたいと思います。

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①虫に刺されたときは皮で優しくこすって下さいとありました。うまい具合に昼間虫に刺されていたところに(もうあまり痒くはありませんが)とりあえず黄色い部分でこすってみました。うん、幾分痒みから意識が逸れたような気がします。(こすっていますからね)

②黄色い皮の内側に残った白い部分をスプーンで削って食べるとお通じに良いそうです。確かに食物繊維がいっぱいの感じです。食べてみましたがおいしくありません。そもそも私にはお通じの悩みはありません。

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③「コーヒーや紅茶を飲むと歯に色が付くと言われています。そんなときは内側の白い部分でこすってみましょう。繊維が汚れを絡み取ってくれます」というのでやってみました。それほど変わったようには感じないなと思ったら「2週間続けて下さい」とあります。2週間続ければ近くのスーパーの売り上げに貢献出来そうです。

④バナナの皮には活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があるそうです。アンチエイジングも期待できます。ケアの方法は簡単で、気になる所を皮でこすって30分置いておくだけです。すぐに洗い流してしまわないところがポイントとの事です。やってみましたが、けっこうベタベタします。でも玉子のようなツルツルの頭を手に入れるため頑張ります。

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⑤よく「眠れないときはホットミルクを飲め」と言われますが、それはミルクの中に安眠効果があるトリプトファンがたくさん含まれているから。そしてトリプトファンはバナナの皮にもたくさん入っているそうです。記事には具体的な方法が書かれていませんでしたが、煎じて飲めということでしょうか。まさか直接食べろとか?すみません。勘弁して下さい。

ここから先は胡散臭くなってきたので検証を終了します。何となく否定的な書き方が多かったように思いますがそんな事はありません。今後もおいしいバナナを食べたいと願っておりますし、その際にむいた皮が役にたつなら最高です。(元々民間療法の類いは大好きで、子供の頃はミカンの皮を乾かして歯磨き粉を作ったりしていました)

バナナの味方の小口でした。