休日のワンシーン

来日していた義姉と甥が先週帰国して、秩序ある平穏な日々を迎える事が出来るかと思えば、なかなか思うようにはいかない小口です。

義姉達がいる間はそちらにかかりっきりだったのですが、家内と子供達の事でやらなければならない事が色々あり、それらを消化するために先日の休日はあちこち行っていました。

その用事の一つに眼鏡屋さんに行く事がありました。私の家内は眼鏡をかけているのですが、娘が鼻パッドを両方引きちぎってしまい使えないから直したいと以前から言われていたのです。

国道沿いの眼鏡屋さんに着いて店員さんと少し話をしていると、長女が陳列してある眼鏡を触り始めたので、商品に傷を付けたり曲げたりしたら大変な事になると私は必死にガードをします。それを繰り返す内に長女の“遊びスイッチ”が入ってしまい、店内を飛び回り始めてしまいました。お店の人や他のお客様の迷惑になるような行為を看過する事は出来ませんから、私は厳しい態度でビシッ!と注意をしました。しかし言葉は通じないのでした。(;-_-) =3 フゥ

遊んでくれると思ったらしい長女は鬼ごっこモードに移行して、店玄関の自動ドアを抜けて国道に向かって全力で走り出してしまったりするので危なくて仕方有りません。ストライドの短い幼児ですからダッシュすればすぐ捕まえられるのですが、それを何度も繰り返されると日頃運動をしていない50歳台半ば過ぎの私には、かなりのダメージです。

逃げまどう幼児を呼吸も荒く目を血走らせて追いかける中年ハゲ男。捕まって泣き叫ぶ幼児を無理矢理押さえ込む中年ハゲ男。けっこう危ない構図です。車が次々と走る国道沿いで、「もし通報されたらどうしよう」と考えながら奮闘する私。

ようやくおとなしくなった長女を連れて店内に戻ると、家内は新しく眼鏡を購入する話を決めて待っていました。ニコニコと私の前に書類とペンを差し出す店員さんに、精も根も尽き果てた私は力なく頷き、頭を垂れるのでした。